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いつでも客観的で冷静でいたい理由はこんなことかもしれない。

小学生の頃、うちの犬が近所の子を噛んだ。
犬はいつも人通りのある

道際の倉庫の入り口につないでいた。

通る人に撫でられて人には慣れていたのだけれど

ごはんを食べている時に後ろから触られ

驚いて噛んだと記憶している。
父はすぐに診てもらえるよう救急車を呼んだ。

近所の子は包帯をして帰ってきた。

その子の親は「イタズラしてすみません」と

噛まれた側なのに謝ってきた。

そして次の日、学校で私は嫌がらせを受けた。

犬の事件のせい。
近所の仲のいい男の子も一緒になって

悪口を言ってきたのには驚いた。
でも不思議と悲しいとか辛いとかの感情はなく

ただ人間の変わりようを冷静に判断していた。

「もう、この子たちは友達じゃない」と。
そして帰り際、担任の先生に呼ばれた。

「なにかみんなに言われてないか?」

誰かが嫌がらせのことを伝えたのだろうか?

それとも何かそういう雰囲気があったのか?
子ども時代の嘘なんて大人にはバレバレだけど

「なにもないです」

と答えた私。

もしダメージを受けていても言わなかっただろうし。
それでも、この先生は見ていてくれるし

信用することができたのが嬉しかった。

そのときになって嫌がらせを言われたことが

悔しくなって泣きそうになったけど我慢した。
そんな子どもだったなぁとふと思い出す。
中学の時も一瞬みんなに無視されたけど

私が全然平気だからかいつの間にか終わった。

逆に主謀者から馴れ馴れしく声をかけられたのは

気持ち悪かった。
大人でもイジメがあるっていうよね、会社とか。

人間って集まるとそういう心理になるのかな?

同調意識が働いて強い感情につられるの?

それとも自分が言われたくないからやる?
人のことはわからない。

でも、少なくともやられて嫌なことはしないって

そんなことくらい、小さい頃から知ってる。
知らないまま大きくなるってどんなもんなんだ?

自分がしてることに気付けないのが人間?

そんな風にはなりたくない。
やっぱりいつでも客観的でいたい。

面倒な感情は自分で処理できるようにね。